くらし
私が住むところには、たしかに暮らしがある。というか、暮らしがみえる。というか。
最近それがいいことだなあとつくづく感じている。村社会なんて揶揄して話のネタにしているが、この閉塞感こそが実は財産なのかもしれない。
同級生のほとんどが地元出身だ。
生まれ育った土地に親世代ほどの愛着が持てなくても、多少ばかり都会に憧れながらでも、地に足のついた暮らしをしているように思う。
わたしはかなりの地元lover(大阪loverのパロディ)だけど、大学を卒業してここを離れることになったら今の暮らし方が恋しくなるのかもしれない。
最後に手のひらを返すと、
希薄な人間関係の居心地良さへのあこがれゆえにこんな文章が生まれるという。
10.5